2026年 会長挨拶

 2026年度もよろしくお願いいたします。新春にご挨拶を出すつもりでしたが3月になってしまいました。本年度も夏に、研修講座(SEA2026)を企画中です。

 教育オーディオロジーに関わる多くの皆様に勤務先や職種に関係なくご参加いただきたいと思っています。

 2025年末に軽中等度難聴児の聴覚特別支援学校における指導実態についての研究報告を学会誌(Audiology Japan)に発表いたしました。多くの聴覚支援学校が乳幼児から高校までの軽中等度難聴児の指導と支援に携わっていることが明らかになりました。聴覚活用に関する指導がどの年齢でも行われており、難聴児の実態に合わせて言語指導はもとより友達関係や社会性指導、障害理解指導なども行われていました。高校生の中には、聴覚活用以外の社会性の指導を高い頻度で受けている場合があり、難聴への気づきの遅れや早期からのケアがなかったことが予測されるような報告がありました。ご協力いただいた聴覚支援学校の先生方には深く感謝申し上げます。

 この報告を読んでくださった補聴器店の方から感想をいただきました。補聴器店には成長して補聴器店に直接相談に来る軽度難聴生徒や大人がいることから、聴取負担を減らすための保育、教室の環境整備として壁面吸音材の利用のような通常教育環境への意識の高まりの必要性を感じるとのことでした。従来の音声レベルで規定された難聴にとどまらない聞こえがらみの相談など、教育オーディオロジーの成すべき内容は、広がってきました。

 このような内容も本年の夏期研修会SEAでは取り上げます。どうぞ企画をお待ちください。

日本教育オーディオロジー研究会会長 平島ユイ子

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